ふと山登りに挑戦したいと思い、以前から気になっていた平塚と大磯の境にある高麗山・湘南平を登りに行きました(※新型コロナウイルス感染拡大抑制のための外出自粛要請発令前の出来事です)。
目次
【挑戦した山】
訪れた場所:神奈川県平塚市・大磯町(赤ピンから高麗山公園辺りです)
訪れた日:2020年3月22日
高麗山は大磯町の東端・平塚市との境付近にある標高168mの山。中国東北部・朝鮮半島北部にあった高句麗という国から亡命した人がこの辺りに移り住んだことに因んでいるとのことです。湘南平は前述の高麗山と泡垂山の一帯に広がる丘陵地域のことを指します。標高は181mです。「関東の富士見百景」、「かながわの景勝50選」、「かながわの花の名所100選」等 様々なものに選ばれているとのことです。
【山登りの詳細】
以前から山登りには興味を持っていていつか挑戦したいと考えていたのと、趣味の一つである御朱印・一宮巡りの中には山登りしないといただけない御朱印もあったりするので慣れておきたいという気持ちもあり、この度挑戦してみることにしました。初心者なのでとにかく難易度の低い山を探したところ、ちょうど気になっていた山が易しいという情報を仕入れたので目的地としました。その目的地は神奈川県大磯町の高麗山。なぜ気になっていたというと以前、東海道線を乗っていた時に見て山の形が綺麗だなと思ったから、そして線路沿いにあってアクセスが良さそうという単純な理由です。まずは乗り継いで平塚駅へ向かいました。
駅ビルのラスカ平塚はそこそこ大きな建物で、駅前のバスターミナルも乗り口が多くなかなか大きな都市だと思いました。ここからバスに乗り高麗山の近くに向かいます。
高村団地行きというバスに乗り、桜が丘公園という停留所で下車。お腹が空いていたのですぐには高麗山へ向かわず、まず近くのハンバーグ屋へ。
勝牛本店
チーズ入り赤丸ハンバーグ
勝牛本店というお店に入りました。開店直後に着いたので空いていましたが、どんどん人が入店していったので人気店だと思います。チーズ入り赤丸ハンバーグを注文。目の前に肉を運んできてコンソメソース、デミグラスソースをかけてくれます。鉄板の熱でソースが跳ね上がるので香ばしい香りを楽しむことができます。ソースの跳ねが収まったら食べ時で、肉汁たっぷりの肉がデミグラスソースとチーズに絡み非常に美味でした。食事を堪能し店を後にします。
桜の木
ハンバーグ屋の近くにあった桜の木を撮影。満開ではありませんが、7割くらい咲いています、春の到来を感じますね。
高麗山遠景
ハンバーグ屋の近くから撮影した高麗山です。The山というきれいな形をしていると思いませんか?
高麗山付近の景色1
高麗山付近の景色2(花水川)
平塚は相模湾沿いの都市なので、海沿いだし平地が続いているのだろうと勝手にイメージしたのですが、意外と山々が点在していました。大磯町との境である花水川沿いは桜のスポットしても知られているようなので期待していたのですが少しタイミングが早かったようで桜の絶景は見られず…。残念でしたが気を取り直して高麗山に向かうため大磯駅の方面に進んでいきます。
高来神社入り口
高来神社鳥居
高来神社
高来神社本殿横側
高来神社縁起
大磯駅方面に歩いていると右手に高来神社の鳥居が見えてきます。この高来神社が高麗山の入り口です。 高来神社の説明については縁起を撮ったので省略します。規模はそこまで大きくない神社でしたが境内に入ると意外と人がいたのに驚きました。参拝をした後、境内の奥に進んでいきます。
高麗山案内図
男坂・女坂の分かれ道
男坂入り口
境内の奥には案内図があり、男坂と女坂に分かれているみたいです。男坂の方が近道な上に、謎の自信があった(普段運動していないのに…)ので、男坂を進むことにしました。入り口の様子から大したことないなと余裕をかましていました。
高麗山・男坂の道1
なんか急に本格的になってきました(初心者の目から見てですが)。坂は急で道も狭いです。
高麗山・男坂の景色1
うっそうと木々が生い茂った景色が広がっています。ところどころ木々が倒れているのも見えました。久しぶりに自然と触れ合った気がします。
高麗山・男坂の景色2
坂道をある程度登ると、木々の隙間から平塚・大磯の街並みを見下ろすことができます。山の中腹からの景色でもテンションが上がっていたので、もっと高い山の山頂からの景色は最高なんでしょうね。登山が趣味の人の気持ちがわかったような気がします。ちなみに私はこの辺りで息切れが酷くなり、少し休憩を取りました。
高麗山・男坂の道2
これはどこを歩くのが正解なんだ…って困惑するような道がずーっと続いてきます。恥ずかしながら何度も休憩して息を整えていました。運動不足が深刻だなと感じた次第です。途中で女坂と合流し、さらに坂道を登っていくと一直線の伸びた石段がありました(疲労で写真を撮り忘れました)。その石段を何とか登りきると…
高麗山山頂の看板
高麗山山頂(大堂)
山頂に着きました。平塚・大磯を一望できると期待していたのですが木々に覆われていて眺望は良くなかったです。ここから尾根伝いに進むとこの辺りの観光スポット湘南平にも歩いて行けるということを知ったので、しばらく休憩した後向かうことにしました。
高麗山山頂(最高地点?)
木々が生い茂っていたので、これから向かう先の山もその全体像をつかむことができませんでした。
谷を渡るためにかけられた橋
↑の橋から相模湾方面の景色
湘南平方面に進むと隣の山に移るため谷(大した規模ではないが…)を掛ける橋がありました。橋からの眺めは木々が少なくなっていて街並みを薄らと見ることが出来ました。
山中の景色1
私と同じように湘南平へ向かうルートを進む人も結構いました。中には小学生低学年を連れた家族連れがいて、小学生でも登れる山を息切れしていたのかと少しショックを受けました。たぶん男坂を登ってこなかったんだろうと勝手に想像して心の中でマウントを取っていました。
高麗山の自然について説明した看板
八俵山の案内板
山中には色々な看板があり、自然や地域、歴史について紹介しているようでした。
山中の道のり1
この辺りは起伏も穏やかで息切れせず順調に歩いて行けました。
山中の景色2
山中の景色3
高麗山を登っていた時に比べて、見晴らしが幾分良くなった気がします。
山中の道のり2
山中の道のり3
ご老人も杖をつきながら歩いていましたが元気ですねー。自分が年老いたとき山登りできるとは思いません。日々運動を継続するのが重要だと実感しました。
浅間社の説明看板
山中の景色4
山中の景色5
山中の道のり4
山中の道のり5
山道を歩いていると湘南平にあるテレビ塔を木々の隙間から拝むことができます。徐々に道も整備されてきて休めるようにテーブルや椅子が道のわきに置かれていました。
湘南平からの眺め3(北方面)
湘南平からの眺め4(北方面)
山中最後の坂を上りきると一気に見晴らしが良くなります。湘南平に到着です。湘南平からの眺めは本来晴れていれば富士山が見えるらしいですが、この日は曇りがちだったので残念ながら見えませんでした。ただ、遠くは見通せなくても平塚市・大磯町の街並みや相模湾、丹沢の山々が見える景色は頑張って登ったかいがあったなと思える良いものでした。湘南平は開けた広場のような場所で芝生、ベンチも置かれています。風通しの良い屋外ということだけあって新型コロナウイルスの影響を感じさせないくらい人は多く、特に家族連れや中高生が休みを満喫しているようでした。私は到着した直後すぐ空いているベンチに座り、しばらく動かず体力を回復していました。休憩し終えた後は写真を撮って回りました。
湘南平 展望台からの眺め1(西方面)
湘南平 展望台からの眺め2(東方面)
湘南平 展望台からの眺め3(北方面)
展望台があったので上がってみました。少し高さが変わるだけでも見え方が違って楽しかったです。十分湘南平の景色を楽しんだ後は下山しました。大磯駅へ向かいます。
大磯駅への帰り道1
大磯駅と湘南平を接続する山道は人工的な段差が多い気がします。しかし息切れが起きないので下りは非常に楽ですね。帰り道の途中ではこれから湘南平へ登っていくという人たち4組ぐらいとすれ違いました。
帰り道の景色1
湘南平から下り始めて5~10分くらいの写真ですが結構下りてきた気がします。写真左手が先ほどまでいた湘南平です。テレビ塔の先っぽが見えていますね。
帰り道の景色2
帰り道の景色1を撮影した場所で角度を変えて撮影した写真です。右手に見える山はおそらく高麗山だと思われます(もしかしたら違うかもしれませんが…)。
帰り道の景色3(舗装された道に出た後振り返って撮影)
さらに5分くらい下りると山道ではなくなり舗装された道に出ます。ここから少し歩いていくと線路沿いに着きます。そして…
ゴール地点の大磯駅に到着です。駅ビルはなくバスターミナルも小さいので駅前の規模は隣駅の平塚駅と比べると小規模です。駅周辺を歩いてみて思ったのですが、大磯というと海辺の街というイメージが強かったのですが、急斜面に建てられている家が多く起伏の多い街という今までのイメージが覆されたのが印象的でした。
以上、山登り初心者日記"高麗山・湘南平編"の詳細でした。
【総括】
今回山登り初挑戦ということで難易度の低い平塚・大磯にある高麗山・湘南平を登ってみました。易しいという前情報があったので油断していましたが、高麗山ではかなり息切れしてしまい運動不足を痛感しました。聞いた前情報では祭りのときに神輿を担いで男坂を登っていくという話を聞いていたので、何も持たなければ初心者でも余裕で登れると考えてしまい痛い目にあいました。そんな息切れしまくっていた私がいる一方で、山道では私よりも年配で駆け登る、駆け下る体力があふれている人もいて、山登りは奥が深いなと思い知りました。今後もちょくちょく挑戦していければと思います(外出自粛要請が出ている間は難しそうですね…)。今回は湘南平から丹沢が見えたので、次回は丹沢の山に挑戦してみようかと思います。
以上が山登り初心者日記"高麗山・湘南平編"でした。拙い文になってしまいましたが、ご覧いただきありがとうございました。書いた内容が間違っているとかあればコメントでご指摘いただければと思います。