伊能忠敬になりたい

鉄道沿線歩き旅、ぶらり街歩き、全国の寺社仏閣、城の訪問、御朱印集めの記録します。その記録を通じて全国の良いところを紹介していきたいと思います。 またツイッターもやっていて、主に旅の実況を呟いています。よろしければご覧ください。https://mobile.twitter.com/NaritaiTadataka

【鉄道沿線歩き旅】Case2-3 京浜東北線編(後編)

鉄道沿線歩き旅の第2弾の第3部京浜東北線(後編)の旅を紹介します。

(キーワードリンクの無効化・リンクの貼り付けなど微修正をしました。)

 

目次

・概要(簡易版)

・詳細

    ※田端駅〜赤羽駅区間

    ※赤羽駅〜浦和駅区間

    ※浦和駅〜大宮駅区間

・感想

 

 

【概要(簡易版)】

  路線:京浜東北線(JR東日本)

  実施日:2019年11月17日

  歩行経路:

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  歩行距離・時間、消費カロリー:

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【詳細】

前編で横浜駅〜品川駅まで歩き、以前田端駅〜品川駅まで歩いていたので、後編では残りの田端駅〜大宮駅の主に埼玉県エリアを歩いて行きます。

横浜駅~品川駅(↓記事参照)

品川駅~田端駅(↓記事参照)

品川駅から田端駅の移動は京浜東北線を使いましたが、速い。山手線では苦労して歩きましたが…鉄道の偉大さを感じました。

 

※田端駅〜赤羽駅区間

後編で唯一の都内北区の区間です。

田端駅〜王子駅までは起伏があり、後編の区間では難所でしょう。連日歩いてきた私の体力はかなり削られていて、大宮駅に辿り着けるか不安になりながら歩き始めました。

 

田端駅

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田端駅

 

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田端駅前

 

田端駅前は以前紹介したとおり、大きなロータリーも駅前商店街もなく、閑静な住宅街があります。今回は北西方向に進んで行きます。

田端駅周辺の特徴は起伏です。上中里駅に向かいまでには中々に段数のある階段を上ります。

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本郷通りの街並み

 

階段を上って右折した後、ひたすら直進すると本郷通りに合流します。大きな通りですが、なんとなく落ち着く感じがします。高層ビルや前衛的な構造の建物がないからそう感じるのかも知れません。上中里駅に行くために本郷通りを途中で右折します。

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上中里駅への道中

 

線路沿いの道に着くと映画「天気の子」で出てきた景色に似たものが見れます。実際のラストシーンは田端駅の南口をモチーフにしたと言われてますよね。しばらくこの風景を見ながら歩いて行くと…

 

上中里駅

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上中里駅

 

上中里駅に着きます。非常にシンプルな駅・駅前です。ビジネス街という感じもなく商店街もないのでベッドタウンという立ち位置なんですかね。先は長いので休まず進みます。

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上中里駅近辺の景色

 

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沿線の景色

 

京浜東北線と北へ向かう新幹線が並走する区間です。鉄道好きの方はここら辺に住むと、いつでも鉄道の往来を見れて良いかも知れませんね。沿線を歩いていると飛鳥山公園に近づきますが、あえて寄らず陸橋を渡り線路の反対側に向かいました。

 

王子駅

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王子駅近辺

 

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王子駅

 

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王子駅近辺から北本通り方向を望む

 

王子駅は京浜東北線、東京メトロ南北線、都電荒川線の3路線と接続しており、駅周辺も栄えていて飛鳥山公園などの施設もあるためか、駅前に人は多いです。ここでお腹が減ってしまったので、銀だこ酒場に寄りました。空腹を満たすため、たこ焼きだけにすれば良かったのに、ハイボールとモツ煮も食べてしまいました。食べ終わった後は、線路沿いを進みました。

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線路沿いの光景

 

線路沿いは人が少ないです。

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東十条駅周辺の街並み

 

東十条駅に近づくと建物がごちゃごちゃとしてきます。

 

東十条駅

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東十条駅

 

東十条駅の周りは大規模ビルはなく、東十条商店街が広がっています。地域に根づいた感じの商店街で楽しそうでしたが、寄らずに先を進みました。

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線路沿いの景色

 

線路沿いは商店街と異なり、活気とは無縁です。線路沿いを進んで行くと…

 

赤羽駅

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赤羽駅

 

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赤羽駅前

 

赤羽駅に着きます。赤羽駅は埼玉県に入る直前の駅で、乗り入れ路線も多いため利用客も多い、北区の中心駅です。友人いわく飲屋街とか面白いところが多いと聞いているので、いつかじっくりと探索したいです。今回は足を休めるために少し休憩するだけにしました。

 

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田端駅〜赤羽駅の歩行経路(緑丸〜7まで)

 

田端駅〜赤羽駅の北区エリアは一言で言い表すのが難しいです。赤羽駅や王子駅は栄えていて人もおおいですが、田端駅、上中里駅は閑静な住宅街、東十条駅は昔ながらの商店街と駅ごとにキャラクターが違います。ただ駅間は基本的に人がいないというのは共通していました。個人的に田端駅〜上中里駅間の風景が好きで、本郷通りはなんとなく雰囲気が良い(大きな通りなのに人が多くないからかな)、沿線の景色は住宅地に通常よりかなり高い位置に新幹線の線路が敷かれているのが見慣れない光景で面白いと思ったからです。

 

※赤羽駅〜浦和駅区間

ここから埼玉県エリアに入って行きます。川口駅からはしばらく先まで平地区間になります。

赤羽駅をスタートし、東本通り、北本通りと進み、荒川へ向かいます。

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新荒川大橋からの景色1

 

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新荒川大橋からの景色2(川口駅方面)

 

荒川はデカイですね。橋を歩きながら、堤防が立派でここでは決壊とかしなさそうだと思ってました。荒川を越えると埼玉県です。川口駅まで少し歩きます。

 

川口駅

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川口駅前

 

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川口駅 東口

 

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川口駅 西口

 

川口駅に着きました。川口市は想像を超えてかなり栄えています。駅前も活気があり、高層マンションも立ち並んでいてかなり意外に感じました。しかし、駅前のそごうが21年に閉店するとのこと。活気がありそうに見えても百貨店は苦戦しているのだと感じさせられました。そんな事を感じつつ、駅前のビルの椅子に座って体力回復を図りました。

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川口駅近辺

 

駅の近くにはアリオもあり、近隣住民の日々の買い物先になっていそうです。ここからしばらくは線路と同じ目線でしばらく進んで行くとことになります。

 

西川口駅

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西川口駅

 

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西川口駅前

 

線路沿いを歩くと西川口駅に着きます。色々な噂を聞く西川口駅に初上陸でしたが、意外と普通。確かにホテルが立ち並ぶところはありましたが、想定していたよりは小規模でした。ただし、川口駅〜西川口駅にかけてアジア系の外国人は多いように感じました。線路沿いを歩くだけでも外国人とすれ違うことが何回もありました。西川口では休憩せずに進みました。

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蕨駅までの道中

 

この辺りで足裏の痛み、腰の痛みが深刻化し、沿線の代わり映えしない景色にモチベーションまで低下し、歩けなくなったので、道端の縁石に腰掛けて休憩しました。蕨駅に着いたらリタイアしようとも考えたぐらいです。10分くらい経った後、人目が気になりだしたので再び歩きだしました。

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蕨駅近辺の景色

 

休憩したばかりでしたが、足が痛みは引かず、ノロノロと歩いていたあたりの景色。いやー辛かった。

 

蕨駅

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蕨駅前

 

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蕨駅

 

牛の歩みで何とか蕨駅に着きました。駅の目の前にある蕨市立文化ホールくるるにて暫く休憩しました。ここでネットサーフィンを好きなだけして時間を潰し、体力の回復ができました。この場をお借りして施設の人には感謝します。駅舎と駅前は昭和感漂う感じです。ここ蕨市は全国で最も面積の小さい市みたいです。また、意外にも成人式発祥の地なんだとか…知りませんでした。休憩もしたので南浦和駅へ向かいます。

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蕨駅近辺の陸橋からの眺め(南浦和駅方面)

 

高い建物が少ないため、遠くまで見渡せます。ずーっと平地が続きそうです。

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線路沿いの景色

 

すっかり日が傾いてしまってます。線路沿いにはいい写真を撮ろうと、脚立に乗った撮り鉄が2人いました。撮影スポットなのでしょうか?長い直線道が続きます。

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南浦和駅への道中

 

全然南浦和駅に着きません。途中線路の数が増えていて、車両基地なんでしょうかね。沿線は住宅ばかりの景色で、疲労ばかりでなく飽きとも戦う必要があります。

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南浦和駅近辺

 

長いこと歩いているとようやくビルが見えてきて駅に近づいていることを認識できます。

 

南浦和駅

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南浦和駅前

 

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南浦和駅

 

歩き続けようやく南浦和駅に到着しました。長距離で代わり映えのしない蕨駅〜南浦和駅区間は精神面の疲労という点ではこの旅における最大の難所でした。少しでも座って休みたかったのですが、駅前にはベンチがなく、車止めのポールに座り、無理矢理休憩しました。次の浦和駅でしっかり休憩するつもりだったので、この駅での休憩は程々にして先に進みました。

この区間も基本的に住宅地の横を通り過ぎて行くのですが、先ほどまでと比べ、若干起伏あり。辛いのですが、ずっと平地を歩くことの飽きと比べるとモチベーションの維持には役に立つ。次で休む、次で休むと念じて気力だけで進んでいくと…

 

浦和駅

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浦和駅前

 

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浦和駅

 

浦和駅に辿り着きます。さすがに大都会。パルコや伊勢丹など有名な店があり、買い物には困らなさそう。外は既に暗かったが、行き交う人の数は多いです。そんな中、私は外のベンチに座り、パルコをぼーっと眺め、30分くらい休憩してました。

 

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赤羽駅〜浦和駅の歩行経路(7から19と20の中間まで)

 

この区間を名付けるなら平地地獄です。まあ、昨日までの疲労が残っていたのが大きな要因ですが、沿線景色の変わらなさがモチベーションの低下に繋がりましたね。歩行経路を見ると分かりますが、道中ほとんど直進しています。直進できれば距離は最短ですが、沿線と少し離れたところにある見所を見ずに進めてしまうのでメリハリが無いというトレードオフがあります。この区間の住民の方には申し訳ないですが、2度と歩きたくは無いです(決してこの沿線が悪いとは言っていません。2日かけて大船から歩いてきてボロボロだったからそう感じただけで、元気な時だったら感想は違っていたと思います)。住む分には問題無いエリアであるということは強調させてください。

 

※浦和駅〜大宮駅区間

長かった京浜東北線の沿線歩きもラストエリアです。浦和駅の30分休憩でも足の痛みは少ししか和らぎませんでしたが、モチベーションは回復できました。気力だけで北浦和駅に向かい進みます。

浦和駅前は栄えていますが、少し線路沿いを進むと暗い住宅街になり、道中ほとんど人が居なくなります。横浜駅〜川崎駅区間にも似た孤独感です。やがて…

 

北浦和駅

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北浦和駅

 

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北浦和駅前

 

北浦和駅に着きます。駅から出てきた乗降客は多いですが、浦和駅程の活気はありません。駅前にベンチが無いので、ガードレール的なものに身を預けて足への負担をかけないようにして休みます。モチベーションはあるのですが、体力は限界で、一駅毎に休みを欲してしまいます。担々麺の阿吽が駅にあって惹かれましたが、寄らずに与野駅に向かいます。

与野駅までの道中も住宅街です。疲れたためか写真を撮ってませんでしたが、代わり映えのしない景色が続いてました。

 

与野駅

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与野駅

 

与野駅に着きました。とにかく休みを取りたかったため、ベンチを探しましたが見当たらず。店舗に入る気にもならなかったので、駅前でしゃがむというはしたない行動をとりました。申し訳ありません。この駅でしっかり休めなかったことで、さいたま新都心駅までの道中は地獄でした。

与野駅を出て県道164号にぶつかったら左折し、さいたま新都心駅を目指します…が足が深刻に痛み、ノロノロと歩きます。もはや意地でした。道中はあまり覚えてませんが、行き交う人が増えてきた印象がありました。さいたま新都心駅前にコクーンシティがあったので入り、ベンチを見つけ暫く休憩してました。

 

さいたま新都心駅

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さいたま新都心駅

 

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さいたま新都心駅構内

 

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さいたま新都心駅前イルミネーション

 

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 コクーンシティ

 

コクーンシティでの休憩を終えて、さいたま新都心駅に向かうとイルミネーションした駅がお出迎え。派手ですなぁ。元気ならさいたまスーパーアリーナの方まで足を運んでいましたが、今回は駅の写真だけとって大人しくゴールの大宮駅に向かいます。

ゴールが近いためかアドレナリンが出ていました。足も腰も確かに痛いのだが、気にならないレベル。単純な自分の身体に感心しながら歩きます。

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大宮駅近辺

 

歩いていると大宮駅近くの高島屋のマークが見えてきます。写真ではよくわからないと思いますが…。そして…

 

大宮駅

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大宮駅

 

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大宮駅 中央改札

 

京浜東北線沿線歩き旅の最終目的地、大宮駅に辿り着きます。いやー長かった。本当に足が痛くて、暫く沿線歩き旅をやらないと決意するくらいしんどかったです。ここで、大宮駅の紹介もしておきましょうか。大宮駅は東京駅から東北地方、北陸地方へと繋がる北の玄関口。新幹線もあるし、在来線も多路線が乗り入れていて一大ターミナルとなっています。それに見合うだけの駅構内・駅ビルの規模です。また、近辺には大規模な車両基地や研究開発センターがあり、JR東日本の城下町的な一面も大宮にはあります。まさに今回のゴールにふさわしい格式ある駅だと思います。

 

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浦和駅〜大宮駅の歩行経路(19と20の中間から赤丸まで)

 

 正直なところ、辛さしかなかった区間でした。ただし後半のさいたま新都心駅、大宮駅は沿線景色も一変するので歩いていて気分が上がります。一方、浦和駅を出てから与野駅までは景色が変わらず、モチベーションを保っているのがしんどい区間でした。夜歩いていたから良さを見つけられなかった気もするので、今度は明るい時間帯に訪れたいです。

 

以上、京浜東北線後編の詳細でした。

 

【感想】

京浜東北線後編は北区、埼玉県エリアでした。面白い発見(感じたこと)は大宮駅、浦和駅、さいたま新都心駅、王子駅、赤羽駅はそれぞれ都会ですが、埼玉県(前者3駅)か、東京都(後者2駅)かで街の雰囲気が若干異なっているように感じました。埼玉側は新しく開発された感がある都会で、東京側はどこかレトロ感が出ている都会のイメージです。ベクトルは確実に違うように感じます。川口駅も都会ですが、県境にあるためか埼玉側と東京側の雰囲気を両方併せ持っているように感じました。他の駅についてはレトロな感じの駅が多かった印象です。

沿線歩きで見れば主だった起伏は最初だけで、残り殆どが平地エリアで、歩きやすいことは間違いありません。駅間の景色だけ、多様に移り変わってくれれば文句のないエリアでした。

 

以上が鉄道沿線歩き第2弾第3部の”京浜東北線後編”でした。京浜東北線・根岸線の沿線歩きのまとめ記事は↓になります。

拙い上に長文になってしまい申し訳ありませんでしたが、ご覧いただきありがとうございました。書いた内容が間違っているとかあればコメントでご指摘いただければと思います。