今年の元旦に初詣をしに千葉県の玉前神社に参拝し、その後足を伸ばして鴨川市でぶらり街歩きをしました。そのことを記事にしましたのでご覧下さい。
目次
【街の概要】
訪れた場所:千葉県鴨川市
訪れた日:2020年1月1日
今回訪れた鴨川市は千葉県南東部外房沿岸部にある都市です。鴨川が生んだ郷土の偉人としては日蓮がいます。幼き頃の日蓮が修行した土地であることから清澄寺や誕生寺といった日蓮宗関連の寺院が多く存在するため鴨川には門前町として側面がありました。また、戦国時代には里見氏の支配下にありましたが、江戸時代になると旗本領や天領扱いとなっていて大藩の領土になることはありませんでした。鴨川の主要産業は観光と漁業です。特に観光は鴨川シーワールドや大山千枚田、仁右衛門島といった観光スポットや鴨川温泉郷などのリゾートがあり多くの観光客を集めている外房地区の代表的な街となっています。
鴨川市の位置
【街歩きの詳細】
2020年の元旦、令和初の初日の出を拝みに行こうと計画していたのですが、朝起きられず目が覚めたら日が昇りきってしまっていました。非常に後悔しましたが、取り合えず初詣だけでもしておくかと思い、当初行く予定だった千葉県の一宮海水浴場の最寄駅の上総一ノ宮駅にある玉前神社に向かいました。電車にしばらく揺られて上総一ノ宮駅に着き、歩いて向かいます。
玉前神社の鳥居
さすがに元旦だけあって参拝客が非常に多かったです。参拝客の列は境内の参道から鳥居の外までずっと続いていました。屋台もここぞとばかりに立ち並んでいました。
列に並び少し進むと狛犬がいます。立派な姿が立ち姿(座り姿?)ですが、顔が結構かわいくて好きですね。
本殿前の鳥居
玉前神社 本殿1
玉前神社 本殿2
さらに並び続けているとやっと本殿が見えてきます。朱色が基調の神社はよく見るのですが、黒色が基調な神社は初めて見て驚きましたがカッコ良く思いました。ちなみに御朱印は混雑していたのでもらいませんでした。また今度来たいと思います。
参拝を済ませた後、帰っても良いかなとも思ったのですがふと遠出をしたくなって外房線でさらに房総半島南部へ向かいます。
太海駅
降り立った駅は鴨川市内にある太海駅です。乗車人数は63人/日(2018年)とかなり利用客が少ない駅です。この駅は幼い頃に訪れたことのあるいくつかのスポットの最寄駅でしてふと懐かしくなって立ち寄ることにしました。
太海駅前の様子
利用客が二桁の駅の街並みはとても落ち着いた様子です。私が太海駅を降りたタイミングでちょうど団体客も下車していたので通行人がいましたが、電車から降りてきた人以外に街を歩いている人は見かけませんでした。
太海磯釣りセンター
少し歩くと太海磯釣りセンターに着きます。ここは小学生の時に父と釣りをしに来ました。全然釣れていなかったのですが、あきらめかけた時に鯛を釣ることができ大喜びしたという記憶がありました。懐かしいです。この日は元旦ですので当然休業していました。外から建物を少し眺めた後、次の場所へ。
海沿いの岩と小さな鳥居
太海磯釣りセンターから海沿いを歩いていくと、巨大な岩があり、そこに小さな鳥居が建てられていました。岩を上って鳥居をくぐると小さな賽銭箱があったので、賽銭を入れお参りをしました。
鴨川の海岸沿いの景色1
鴨川の海岸沿いの景色2
鴨川の海岸は砂浜になっている部分もありますが、写真のようにごつごつとした岩場も多いです。今回の街歩きは私の中では結構良い写真が撮れたなと思っているのですが、特に↑の2枚目の写真はベストショットかなと思っています。「新しい時代令和の幕開け」みたいな感じが撮れたと思います笑 どうでしょうか?
仁右衛門島1
仁右衛門島2
良い写真が撮れたと満足し、少し周辺をぶらつくと仁右衛門島が見えてきます。この仁右衛門島は石橋山の戦いで敗れた源頼朝が安房へ逃れてきた折に訪れた島と伝えられています。島には頼朝が隠れたされる洞窟もあり観光することができます。最近のテレビ東京の旅番組でも取り上げられてましたね(結局時間切れで島に行くことはできていませんでした)。この島に行くには対岸から出ている渡し舟に乗船する必要があります。料金は大人1350円、子供950円になっています。実はこの島も小学生のころ学校の林間学校という行事で訪れたことがあります。楽しい思い出がたくさんあって非常に懐かしかったです。ちなみに今回は島に上陸はせず眺めるだけにとどめておきました。少々感情に浸った後、安房鴨川駅方面に向かって歩いていきます。
太海海岸沿いの景色1
太海海岸沿いの景色2
海岸沿いの道にいた猫
太海海岸沿いの景色3
太海海岸沿いの景色4
太海海岸沿いを歩いてみましたが、東京湾と比べて打ち寄せる波が力強いですね。さすが太平洋といったところでしょうか。真冬ということもあって非常に寒い思いをしながら海岸沿いを歩いていると道には可愛らしい猫がいました。写真ではブレブレですが。実はここも小学生の頃歩いていて懐かしかったです。景色を見ていると鴨川は結構起伏に富んだ街だということに気が付きます。いずれ鉄道沿線歩き旅でも訪れることになるので下見といったところですかね。
太海海岸沿いの景色5
鴨川青年の家という施設の近くから太海海岸を振り返ってみた時の景色です。写真の海沿いを歩いてきました。ちなみに鴨川青年の家というのが小学生の林間学校で泊まった施設です。写真は撮れませんでしたが…。さらに先へ進みます。
鴨川松島1
鴨川松島2
鴨川松島3
鴨川松島4
鴨川松島5
鴨川松島6
トンネルを抜けると南房総国定公園の 鴨川松島が見えてきます。石碑が用意されるだけあってよい景色ですね。夕日が良く映えています。この辺りの道は歩道がないので、車に気を付けて歩くようにしてました。さらに進むと住宅街に差し掛かります。そしてその住宅街を抜けていきます。
加茂川1
加茂川2
加茂川という鴨川市内を流れる川に架かる橋からの眺めが良かったので写真を撮りました。夕暮れ時に川の水面に木々や建物が反射していてきれいな光景でした。
前原海水浴場1
前原海水浴場2
加茂川を超えて少し歩くと前原海水浴場に着きます。海にはマリンスポーツを楽しむ方がいましたが、こんな冬に良く海に入れるなあと感心したのを覚えています。ここら辺は結構出歩いている人が多い印象でしたね。しばらく歩いていくと…
安房鴨川駅に着きます。反対側の駅前にはイオンがあるみたいですが、こちら側には大きな商業ビルはなく、こじんまりとした駅前となっていました。だいぶ疲れていたので、帰ろうとしましたが電車の本数は結構少なく30分ぐらい待たされました。そこから数時間電車に揺られて帰宅しました。
今回の歩行経路
以上、ぶらり街歩き"鴨川(千葉)編"の詳細でした。
【総括】
今回は千葉県の鴨川市を紹介しました。年末に嫌なことがあって落ち込んでいましたが、私にとっては馴染みがある街をぶらりと歩き、感傷に浸ることで昔の楽しかった出来事を思い出し、立ち直ることができました。久しぶりの鴨川非常に良かったです。興味を持っていただけた方がいらっしゃったら新型コロナウイルスが落ち着いてらぜひ訪れてみてください。
また、幼い頃と比べて身体が成長し、視点も高くなったからなのか昔は長いと感じていた太海海岸の道が短く感じたり、大きいと思っていた仁右衛門島も小さく感じました。そうした自分の成長に時の流れを感じつつも、昔と同じ景色を見ることができて変わらないものもあるということに気づき、非常に良い気分転換になりました。この記事を読んでくださっている方もそれぞれにそんな場所があると思います。日々の生活に少し疲れたなと感じることがあったらその場所を訪れてみてください。きっといい気分転換になると思いますよ。
以上がぶらり街歩き"鴨川(千葉県)編"でした。拙い文になってしまいましたが、ご覧いただきありがとうございました。書いた内容が間違っているとかあればコメントでご指摘いただければと思います。