伊能忠敬になりたい

鉄道沿線歩き旅、ぶらり街歩き、全国の寺社仏閣、城の訪問、御朱印集めの記録します。その記録を通じて全国の良いところを紹介していきたいと思います。 またツイッターもやっていて、主に旅の実況を呟いています。よろしければご覧ください。https://mobile.twitter.com/NaritaiTadataka

【鉄道沿線歩き旅】Case0-2 東急田園都市線編

今回は私がSNSを始める前にやっていた鉄道沿線歩き旅 東急線第2弾の”東急田園都市線編”をお届けしたいと思います。

 

目次

・概要

・レビュー

・詳細

    ※渋谷駅〜二子玉川駅区間

    ※二子玉川駅〜鷺沼駅区間

    ※鷺沼駅〜あざみ野駅区間

    ※あざみ野駅〜長津田駅区間

    ※長津田駅〜中央林間駅区間

・総括

 

 

【概要】

  路線:東急田園都市線(東急電鉄)

  実施日:2019年9月14日

  歩行経路:

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  歩行距離・時間、消費カロリー:

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東急田園都市線は東急電鉄2枚看板路線の一つで、都内有数の利用客数を誇る渋谷駅と東急電鉄が開発を主導した多摩田園都市を結んでいる路線。路線距離は31.5km。最初は1927年に二子玉川駅〜溝の口駅で開業し、1963年から田園都市線という名前が使われます(この時は大井町駅〜二子玉川駅〜溝の口駅という今の大井町線の区間が田園都市線と呼ばれています)。その後、1966年に溝の口駅〜長津田駅が、1977年に渋谷駅〜二子玉川駅が、1984年に長津田駅〜中央林間駅が延伸され、2000年に渋谷駅〜中央林間駅が田園都市線と定められます。この路線は住宅地域となっている多摩田園都市部に住む人の通勤通学を支えており、国内でも有数の混雑率を誇ったが、近年は大井町線への通勤客のシフト策を用いて混雑率緩和を実現しているとのことです。

 

 

【レビュー】

距離    :☆☆☆☆☆

起伏    :☆☆☆☆☆☆

快適性:☆☆☆☆☆☆☆

利便性:☆☆☆☆☆☆☆

充実度:☆☆☆☆☆☆☆☆

難易度:☆☆☆☆☆☆

10段階評価です。

*あくまで個人の意見です。

 

レビューの評価基準

距離:歩行距離は40km。1日で歩けるけど、それなりの頑張る必要のある距離ということで☆5に。

 

起伏:渋谷駅~溝の口駅辺りまでは起伏が少なく快適に歩けたが、溝の口駅を超えると起伏が増加し、中には厳しい上り坂も。それから終点まで頻繁に起伏が出てくるそこそこ大変な沿線だったので☆6に。

 

快適性:路面は基本的に舗装されています。全区間で見ても混雑しすぎて歩きにくいという場所は無く快適でした。ただ、歩道が明確になっていないだとか、歩道橋を使わざるを得ないところも所々あり、不便だと感じるところが多いです。☆7に。

 

利便性:基本的に駅前は店がそろっていて補給は容易ですが、駅間は住宅街を歩くことが多いので、コンビニがないエリアもあり補給やトイレ等に気を付ける必要があります、☆7に。

 

充実度:都会駅や住宅街、林間部、大きな道路等バラエティ豊かな顔を持つ面白い路線です。但し、頻繁に入れ替わるというより、同じ景色がしばらく続いた後、違う景色に代わり、その景色がしばらく続き、そしてまた違う景色に代わるというようにしばらく同じ景色と付き合わなければならないので、飽きを感じることもありました。だけど達成感はありましたね、今回は☆8に。

 

難易度:歩行距離はCase1の山手線一周編よりも短いものの、急勾配が何か所もあって体力の消費は同等程度、よって☆6に。

 

【詳細】

Twitterで沿線歩き旅を実況する前から歩いていた東急線の第二弾です。東急線の路線の中でもお気に入りの田園都市線を歩いてみました。前回の東横線・みなとみらい線編の1週間後に歩いています。ちなみに前回の記事は↓です。

スタートは前回同様で渋谷駅としました。

 

※渋谷駅〜二子玉川駅区間

 渋谷駅

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渋谷駅中央口

 

渋谷駅の説明はもう三回目ですね。さすがに書くネタに困ってきました。 撮影した場所はいつも多くの人が集うハチ公側ではなく、混雑具合が幾分マシなモヤイ像がある中央口・西口側です。最近リニューアルオープンした東急プラザ渋谷を背にして撮影しています(この時はまだ開業していません)。ちなみに別日に東急プラザを撮影してみました。

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夕暮れ時のセルリアンタワー東急ホテル(左)と東急プラザ渋谷(右)

 

さすが、渋谷ですね。高層のビルが多いです。ちなみにセルリアンタワーにも行ったことがあり、39階からの景色は絶景でした。ネタがないので関係のない写真で話題を作っているのをお許しください。

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セルリアンタワー東急39階からの眺め_昼間

 

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セルリアンタワー東急39階からの眺め_夜1

 

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セルリアンタワー東急39階からの眺め_夜2

 

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セルリアンタワー東急39階からの眺め_夜3

 

素晴らしい景色ですね。都内のタワーマンションからの景色はこんな感じに見えるのでしょうか。毎日この景色を拝めるならタワーマンションに住んでみたい気持ちが湧きます。こんな大都会渋谷を通る田園都市線の頭上、玉川通りを歩いて抜けていきます。

 

池尻大橋駅

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池尻大橋駅

 

歩いていると玉川通り沿いに地下駅の池尻大橋駅が現れます。通り沿いにある地下駅なので大きなロータリーなどはなく、雑多とした印象が強かったです。目に付くような建物がなかったので、特に記憶にも残っていませんでした。余談ですが、池尻大橋という橋はこの地には存在しないとのこと。田園都市線の渋谷駅~二子玉川駅間は元々路面電車が走っていて、当時の玉電池尻と大橋という停留所の中間地点にあったことから両停留所の名前をとって池尻大橋という名前が付いたそうです。そんな池尻大橋駅を出発します。

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玉川通り沿い三軒茶屋駅までの道のり

 

玉川通り沿いはとにかく車の往来が多いです。なので騒がしく、空気が良くない。早く離れたいと思いながら歩いていました。歩いているとやがて…

 

三軒茶屋駅

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三軒茶屋駅周辺

 

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三軒茶屋駅

 

三軒茶屋駅に着きます。いやーごちゃごちゃしています。ただ、池尻大橋駅よりも目印となる建物が多いです。特にキャロットタワーはこの付近では図抜けて大きいです(写真にもチラと写ってます)。知名度の高い三軒茶屋駅は田園都市線の中でも第3位の乗降客数を誇っている主要駅です。この駅には今までに何回か来たことあって、来るときは大抵東京餃子楼の茶沢通り店に寄って餃子を食べていきます。外で食べる餃子の中ではコスパが良いので、お気に入りです。

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駒沢大学駅までの道のり1(上馬交差点付近)

 

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駒沢大学駅までの道のり2(上馬交差点付近)

 

自分が歩いている玉川通りも交差する通りも大きいので、交差点の規模も大きいです。沿線歩き旅の醍醐味である景色の堪能は頭上を首都高が走っており、見晴らしが良くないため×。やがて…

 

駒沢大学駅

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駒沢大学駅

 

駒沢大学駅に着きます。これまでの駅同様、通り沿いの駅なので雑多としています。この駅は急行が停車しない田園都市線の駅の中では1番利用客の多い駅らしいです。また、駅に大学名がついているので、キャンパスは目の前にあるのかと思いきや見当たりませんでした。他にも駒澤大学の横にある駒沢公園にも行ったことないのでいつかこの辺を散策してみたいですね。駅を出発し玉川通りを少し歩いたあと、右折してしばらく歩くと…

 

桜新町駅

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桜新町駅

 

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桜新町駅前

 

桜新町駅に着きます。ようやく玉川通りを離れられ、幾分空気が良くなった気がします。意外だったのは人の往来が多かったことです。桜新町に人が集うスポットがあるのでしょうか?知ってる人がいたら教えてください。そして桜新町と言えば…

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桜新町ねぶたまつりの旗

 

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サザエさんの看板

 

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磯野家の銅像1

 

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磯野家の銅像2

 

サザエさんの街としても知られています。作者の長谷川町子さんが桜新町に住んでいて、モデルにしたことから駅前には銅像や看板など至るとこにサザエさんファミリーがいました。一時期見なくなっていたのですが、社会人になってからはサザエさんを見る習慣ができました。呑気な感じが安心できるからですかね。少し前まではサザエさんを見て翌日のこと(出勤)を思い出し憂鬱になるサザエさん症候群を患っていましたが、最近は純粋に楽しめるようになりました。脱線してしまいましたが、そんなサザエさんファミリーに別れを告げて先に進みます。

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用賀駅への道中

 

用賀駅までの道のりはこんな感じです。特徴は特にありません。行き交う人は少なかったですね。

 

用賀駅

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用賀駅1

 

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用賀駅2

 

歩いていると、一際大きな建物が見えてきます。建物の近くには円盤状の屋根があったので、何だろうと近くと用賀駅でした。田園都市線乗ってても用賀駅は降りたことなく小さな駅だと勝手に思っていましたが、意外と立派だったので驚きでした。大きな建物は世田谷ビジネススクエアというオフィスや商業施設が入居した28階建てのビルです。チラッと入ってみましたが、結構広そう。時間があればもっと探索したかったのですが、先を急ぐので断念しました。用賀駅を出て二子玉川駅へ向かいました。

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二子玉川駅への道中1

 

用賀駅に至る道中と同様の風景が広がっています。但し、瀬田の交差点にぶつかると人通り、車の往来は急増します。

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二子玉川駅への道中2(瀬田交差点付近)

 

瀬田交差点で玉川通りに合流し歩いて行きます。

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二子玉川駅への道中3(ザ・パークハウス 二子玉川ガーデン)

 

玉川通り沿いに立派なマンションがありました。後日調べるとザ・パークハウス 二子玉川ガーデンというそうで、内装をネットで見ましたが、とんでも無く高級そうです。生活レベルの違いを感じました、羨ましいです。

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二子玉川駅への道中4

 

高級マンションを横目に通り過ぎると高島屋が見えてきます、二子玉川駅は目の前です。

 

二子玉川駅

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二子玉川駅

 

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二子玉川駅前

 

やがて二子玉川駅に着きます。通称ニコタマです。この駅は百貨店の高島屋や商業施設・オフィス・高層住宅が複合した二子玉川ライズ等多くの人が利用するスポットがあります。私も以前はちょくちょくと二子玉川駅を訪れていましたが、成長著しい街ですね。知らないうちに二子玉川ライズがどんどん大きくなっていった印象です。東急グループって私のイメージでは他の鉄道会社に比べて不動産事業に注力している印象で、顕著だなと思うのが二子玉川駅周辺と後で出てくるたまプラーザ駅です。特に二子玉川駅については東急グループとして力を入れているようで「住みたい街から働きたい街に変えていく」みたいなことを就活の説明会で言っていたのを覚えています。

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渋谷駅〜二子玉川駅の歩行経路(緑丸〜11まで)

 

このエリアは田園都市線の東京都内区間です。この区間の前身は路面電車だということで、田園都市線はほぼ玉川通りの地下を走行していて駅も通り沿いに作られていることがほとんどです。また、渋谷駅や二子玉川駅は東急グループ肝いりで開発に注力しており、街並みが目まぐるしく変わっていきますが、その他の駅は昔ながら駅ということで、開発されつくしていて発展の余地が少なそうに思えます。どのように発展させていくか開発の得意な東急グループの腕の見せ所です。私も今後を見守っていきたいと思います。

 

※二子玉川駅〜鷺沼駅区間

二子玉川駅ではお店に入らないと休憩できなさそうだったので、そのまま次の二子新地駅を目指し出発します。

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二子橋からの眺め1

 

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二子橋からの眺め2

 

多摩川をかける二子橋を渡ります。二子橋の歩行者用のスペースは狭い上に、通行人は多かったので、少し混雑しておりました。加えて歩道を平気で通行する自転車が多いので少し危険だと感じました。二子橋からは多摩川と河川敷を見渡せます。二子新地側の河川敷では夏場になるとバーベキューをするためおおくの学生たちが集い混雑します。

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二子橋を渡り終えた地点

 

二子橋を渡り終えると、神奈川県川崎市に入ります。高架下を歩ける道があったので、そこを歩いていると…

 

二子新地駅

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二子新地駅

 

二子新地駅に着きます。高架下に改札が設けられていて駅前にスーパーはありましたが、駅ビルはなく雑多とした街並みでした。親戚が住んでいるのでたまに訪れますが、道が狭いなぁといつも思います。駅周辺は住宅街が広がっています。休まず先へ進みます。

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高津駅への道中

 

高架下を通り高津駅へ向かいます。二子新地駅~高津駅間は600mほどしか離れておらず、田園都市線内で最も短い駅間とのことです。特に目に付くもののない住宅街でした。やがて…

 

高津駅

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高津駅

 

線路沿いの住宅街を歩いていると、徐々に飲食店が増えていき、高津駅に到着します。駅の目の前を府中街道が横切っており、車通りが多い駅前。駅前には飲食店もそれなりにあるため二子新地駅よりは栄えているような印象でした。駅前を離れると再び住宅が増えてきます。次の溝の口駅を目指し住宅街を歩いてきます。歩いていると徐々に賑わいが出てきます。そして…

 

溝の口駅

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溝の口駅

 

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溝の口駅前

 

溝の口駅に到着します。溝の口駅は田園都市線だけでなく、東急大井町線やJR南武線との乗り継ぐことができる便利な駅で、田園都市線の沿線では渋谷駅に次ぐ第2位の乗降客数を誇ります。駅前には背の高いビルがあり、ペデストリアンデッキには乗り換えのために多くの人が行き交っていて賑わいがあります。この駅を歩いてみると栄えている感じがしますが、気取った感じがしないどこか下町感があって安心できる街並みです。特に溝の口駅西口商店街は雑多としていていい味を出していたと思います。この駅周辺の吉野家で昼食をして体力を回復し、先に進みました。

田園都市線の沿線歩き旅が始まって最初の関門が始まります。厳しい勾配です。事前に田園都市線に乗っていて、ここら辺は坂が多いなぁと認識して覚悟していたのですが、想定以上の長い坂道で体力をガンガン削られていきました。そして上ったと思ったらすぐ下る…何のために上らせたのだと文句を言いたくなります。 そして線路沿いに出たと思ったらまた上り坂…勘弁してください。その坂道を上ると…

 

梶ヶ谷駅

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梶ヶ谷駅

 

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梶ヶ谷駅前

 

梶ヶ谷駅に到着します。特徴的なのは一つ前の溝の口駅は高架駅だったのに、こちらの駅に着くと線路よりも高い位置を歩いているということ。勾配の多い路線であることがわかります。梶ヶ谷駅前は東急ストアや飲食店がそこそこありますが、繁華街ではなく、住宅街の中にある駅だという印象でした。駅のすぐ近くにあるクリーム色と青色が交互に塗られている田園ステーションテラスというマンションは線路沿いに横に長く建てられていて目に付きました。なんでもこの駅は多摩田園都市の入り口とされる駅の様で、田園都市線の開業に伴い発展していった新しい街とのことです。ここでは休まず先に向かいました。

線路を見下ろしながら少し歩いたところで右折、市民プラザ通りなるところを歩いているとやがて大規模な厚木街道とぶつかります。

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梶ヶ谷交差点の歩道橋から厚木街道を望む

 

厚木街道を渡る横断歩道はなかったので、地味に体力を消費する歩道橋を渡りました。さらに先に進みます。ここら辺も地味なアップダウンが続きます。やがて…

 

宮崎台駅

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宮崎台駅

 

線路沿いに出ると、電車とバスの博物館を横目に見ながら再び上り坂を進み、宮崎台駅に到着しました。ほんとに起伏が多いです。この駅も駅前に商業施設が複数あるものの高層ビルなどはなく、ベッドタウンの様相でした。歩いてきたのと反対側の出口に向かい、再び線路沿いを歩いていきますが、駅を出てすぐ坂道になっていたのでうんざりとしました。

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宮前平駅への道中1

 

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宮前平駅の道中2

 

アップダウンが本当に多いです。歩いていると下り坂でたまに景色が良くなりましたが心の余裕はなく、この辺りは体力もかなり奪われていて少しイライラしながら歩いていたと思います。そして…

 

宮前平駅

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宮前平駅

 

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宮前平駅前

 

線路沿いを歩いていると宮前平駅に到着します。宮前平駅を撮影した瞬間にスマホの電源が落ちてしまい、充電を余儀なくされました。ちょうど疲労で限界だったので駅前のベンチに座り、充電しつつ休憩しました。宮前平駅は銭湯好きの自分としてはよく訪れる駅です。湯けむりの庄によく行くからです。休日に銭湯でまったりとする幸せは何物にも代えがたいです。ただ駅から湯けむりの庄に行くときには非常に急な坂道を上っていきます。呆気にとられる坂道なのでぜひご紹介したいですが、この旅では訪れなかったので、興味のある方は湯けむりの庄と合わせて行ってみてください。少し宮前平駅の紹介をしておくと、この駅もベッドタウンですかねー。先ほど紹介した急勾配の坂道にもマンションが複数建てられています。ショッピングスポットはあるのでしょうか…パッと見た感じでは見当たりませんでした。充電休憩を終了し、先に進みます。

線路沿いを歩いていると、坂道がまた現れます。しかもひたすら上らされ続けるので、本当につらい区間でした。宮前平駅では頭上にあった線路を見下ろせるぐらい上ると…

 

鷺沼駅

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鷺沼駅

 

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鷺沼駅周辺

 

鷺沼駅に到着しました。この駅は田園都市線の急行停車駅ですが、どうも私の中では影が薄い印象(お気を悪くされる方がいましたら申し訳ありません)です。他の急行停車駅には複数回下車したことがあったのですが、この駅に関してはこの旅の前には一回だけです。商業施設・高層ビルも他の急行停車駅に比べて多くなく、乗り換えられる路線もないので訪れる機会が少なかったからかもしれません。駅周辺はマンションが多く、ここもベッドタウンのようですね。

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二子玉川駅〜鷺沼駅の歩行経路(11から20まで)

 

このエリアはこの旅の中で一番つらかった区間です。溝の口駅を超えるとほとんどの道でアップダウンがあって休まらない。特につらかったのが溝の口駅~梶ヶ谷駅間と宮前平駅~鷺沼駅間でしたね。多摩田園都市が起伏の多い土地を切り開き、街を開発していったことがよくわかりました。起伏意外に目に付いたのは住宅の多さですね。溝の口駅は乗り換えもあるので、商業施設も多くありましたが、他の駅は必要最低限な飲食店、スーパーを除けば住宅だらけで、この沿線に住み人たちがみな東京方面に通勤すれば、確かに田園都市線は混雑するだろうなと思いました。

 

※鷺沼駅〜あざみ野駅区間

鷺沼駅を出て、少し歩くと閑静な住宅街になります。相変わらずの坂道でげんなりしましたが、もはや慣れてきましたね。しばらく行くと…

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東名高速頭上の歩道橋からの眺め

 

東名高速の頭上を横切る歩道橋を歩くことになります。東名はやはり車の往来が多いですね。歩道橋を渡ると直線の坂道になります。その道を緩やか下っていくと…

 

たまプラーザ駅

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たまプラーザ駅

 

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たまプラーザ駅構内(改札外)

 

たまプラーザ駅に辿り着きます。このたまプラーザ駅は私が田園都市線の駅の中で一番好きな駅です。何より見た目が好きで、駅というより空港に似た感じがあります。この駅と似ている京都駅(酷評する人もいるようですが)や大阪駅も好きなので、私が単にこんな雰囲気の駅が好きなのでしょう。ここは駅そのものが商業施設になっているだけでなく、駅のすぐ隣には東急百貨店もあることからショッピングには困りません。このたまプラーザ駅は多摩田園都市の中心に据え、広場中心であることを念願したことから名づけられたとのことです。1966年の開業以来、多摩田園都市構想の中心地として開発が進められてきましたが、1980年代にこの駅周辺をモデルとした東京郊外のおしゃれな新興住宅街での生活を題材としたドラマが放送されたことで、この付近の住宅の人気に火が付き沿線価値が高まったらしいです。不動産の得意な東急グループが力を入れていることが駅舎から見て取れて楽しい駅でした。たまプラーザ駅には何度も来たことがありますので、特にとどまらず先を急ぎます。駅を出て目の前の道を歩いていると、交差点に当たります。

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たまプラーザ駅周辺の交差点

 

交差点では左折し、地味なアップダウンのある道を直進していきます。もうこの頃にはかなり体力を削られていたため、感情をなくして歩いていました。やがて…

 

あざみ野駅

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あざみ野駅

 

あざみ野駅に着きます。田園都市線にありがちな特徴である真ん前が坂になっている駅です。この駅は横浜市営地下鉄ブルーラインの終着駅で、横浜駅方面に乗り換えが可能なだけあって利用客は多く、田園都市線内では第4位の乗降客数です。写真を撮影した反対側の出口にはバスロータリーもあり、商業施設も立ち並んでいるため、比較的規模の大きな街です。駅を少し離れると住宅が立ち並んでおり、例にもれずこの駅の周辺もベッドタウンでした。

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鷺沼駅〜あざみ野駅の歩行経路(20から23まで)

 

短いですが一区切りとしました。この三駅はいずれも急行停車駅です。あくまで私の感想ですが、それぞれの駅には役割があって急行停車となっているのだと思います。鷺沼駅は車庫があり鉄道会社としては重要な駅であること、たまプラーザ駅は東急グループの推し進めた多摩田園都市の中心・モデル都市としての役割を担っていること、あざみ野駅は横浜方面に接続し、東急グループがカバーできていない客にも利用してもらうため、それぞれにそんな役割が課されているのではないかと思いました。歩いてみた感想としては前のエリアほどではないにしろやはりアップダウンが続いていて疲れるエリアでした。

 

※あざみ野駅〜長津田駅区間

 宮前平駅から休んでこなかったのであざみ野駅でしばらく休憩し足を休めました。痛みが出てきていましたが、体力がある程度回復したところで再開し、先に進みます。

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江田駅への道中1(MELONDIA あざみ野) 

 

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江田駅への道中2 

 

道中は変わらず坂道。もはや気になりません。何気なく撮った建物は三菱電機系の保養所?のMELONDIA あざみ野という施設でした。さすが大きな企業は良い施設を持ってますね。直進していくと東名高速の高架に当たります。そこから右折すると…

 

江田駅

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江田駅

 

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江田駅前

 

江田駅に着きました。目の前を高速道路と大きな厚木街道が通っており、かなり特徴的な駅前でした。駅舎はシンプルで大きな商業施設もなく、特に印象に残る感じはなかったです。ここのコンビニで大量のスポーツ飲料を買いあさり、駅前のベンチで少し休憩して先を目指しました。

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厚木街道沿いの街並み

 

ひたすら長い上り坂が続きます。写真からもわかる通り非常に車通りが多いです。上り坂もある程度行くと今度は下り坂に差し掛かります。

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市が尾駅交差点

 

道を下っていくと市が尾駅の交差点に着きます。そのまま街道沿いを進みたかったのですが、市が尾駅へ向かう必要があったので、歩道橋を渡り駅へ向かいます。

 

市が尾駅

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市が尾駅

 

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市が尾駅前

 

市が尾駅に着きました。駅の目の前には市が尾プラーザビルという住宅が建っており、バスターミナルやタクシー乗り場もそこそこ充実していて、東急ストアもあってなかなか住みやすそうな街だと思いました。調べてみると公共施設や学校などがあるみたいでバス、タクシーの利用客も多いから整えられているのでしょうか。そんな疑問を持ちつつ先へ進みました。

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鶴見川の景色1(上流方向)

 

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鶴見川の景色2(下流方向)

 

市が尾駅を少し離れると一気にのどかな風景が広がります。人通りがほとんどなくなり、歩いていても寂しさが増してきました。街灯もなさそうなので夜道は少し危険な気がします。この時は日が傾いているのにもかかわらず、ゴールの中央林間駅はまだまだ先であるため焦っていました。妥協して長津田駅までにしようかなとも思っていました。さらに進んで藤が丘駅に近づくとまた坂道が増えてきます。特に昭和大学藤が丘病院近くの坂道は勾配がかなりきつく、踏ん張って上ると息切れ状態がしばらく回復しませんでした。

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藤が丘駅近くの歩道橋からの眺め

 

その坂道のすぐそばに田園都市線の頭上にかかる歩道橋があったので、その橋を渡ると夕暮れ時の藤が丘の街が見えて思わず写真を撮りました。雲は多かったものの、それがまたいい味を出しているなあと思いました。そして線路沿いを下っていくと…

 

藤が丘駅

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藤が丘駅

 

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藤が丘駅前

 

藤が丘駅に着きました。先ほども述べましたが田園都市線はよく使っていたのですが、この駅にも下りたことはありませんでした。歩いてみた印象はとにかく勾配の多い街だなと思いました。駅前は意外と施設が揃っていて街並みも雑多とした感じはなく、閑静な住宅街という感じでした。坂道でかなり疲労していましたが、時間の焦りもあって休まず先へ進みました。

線路沿いを歩いていると、やはり上り坂。もう様式美ですね。坂を上り終えると…

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厚木街道頭上の歩道橋から青葉台駅方面を見た景色

 

眼下を厚木街道が通っている歩道橋に着きます。歩道橋からは青葉台駅がすぐそばにありそうだとわかる建物が見えてきます。歩道橋を渡り、線路沿いの道を上り下りしていきます。

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梅の花 横浜青葉台店

 

道中には立派な旅館かと思う建物がありました。梅の花という湯葉・豆腐料理を出す全国チェーン店の青葉台店とのことでした。

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青葉台駅周辺の坂道

 

青葉台駅は急行停車駅だけあって賑わいがあり、駅に近づくと人や車が急に増えてきます。そして…

 

青葉台駅

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青葉台駅

 

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青葉台駅バスターミナル

 

青葉台駅に到着します。駅前には商業施設が立ち並んでいてあざみ野駅以来の栄えぶりです。この青葉台駅ですが、田園都市線内では乗降客数が第6位と何とも言い難いですが、他の路線と接続しない単独駅という観点で見ると、東急線内で第1位、全国で見ても第4位という非常に好成績の駅です。商業施設だけでなく駅のすぐそばにはURの集合住宅が3棟建ち並んでいるのに始まり、駅を少し離れると完全な住宅街。溝の口駅辺りから始まり、青葉台駅辺りでもかなり多くの住宅が見られたことから東急の進めた多摩田園都市計画が巨大プロジェクトであったことを知ることができました。青葉台駅では夕食にパスタを食べつつ休憩し、残りの区間を歩くための体力回復に努めました。そして先に進みます。

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田奈駅への道中1

 

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田奈駅への道中2

 

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田奈駅への道中3

 

青葉台駅は高給取り住む街だと聞いていたので、街並みをチェックしていたのですが、確かに駅周辺の住宅は立派な家が多かった気がします。しかし駅から少し離れると、一般的な住宅街が広がっているようにも思えてきます。坂を下り、住宅街を歩いていると…

 

田奈駅

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田奈駅前

 

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田奈駅

 

田奈駅に着きました。この駅はこれまでの道中で一番、駅前施設の少ない駅だと感じました。実際のところはわかりませんが、そう感じさせられた理由としては駅のすぐそばに農地が広がっているからでしょうか。隣駅の青葉台駅の栄えぶりとは大きな違いを感じてしまいます。休まず先に進みます。

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田奈駅周辺の景色

 

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長津田駅への道のり1

 

前述の農地が広がっています。集合住宅も農地を超えた向こう側に見えています。人は多く住んでいるのかもしれませんが、歩いている道に関して言えば通行人はほとんどいませんでした。

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長津田駅への道のり2

 

歩いていると線路すぐ横を歩ける歩道に合流します。休日の夕方にだったので、昼間に渋谷等に出ていた人が田園都市線に乗り長津田方面に帰ってくる人が多いのでしょう、電車には多くの人が乗車していました。線路沿いを少し歩くと…

 

長津田駅

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長津田駅

 

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長津田駅前

 

長津田駅に到着します。長津田駅はJR横浜線やこどもの国線と接続する横浜市緑区内では最大の駅です。田園都市線内でも第5位の乗降客数です。駅前の様子の見てみるとタワーマンションが一棟、立派に建っていましたが、商業施設は少なめで意外と寂しい感じの街並みです。駅の周りには住宅はたくさんあるので、こちらも典型的なベッドタウンですね。商業施設の充実度で言えば青葉台駅の方が上のような気がしました。ともあれここまでくれば、ゴールの中央林間駅がやっと見えてくるという感じでモチベーションが上がりました。途中長津田駅でリタイアするかと考えていましたが、取りやめて最後まで歩きぬくことを決意しました。

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あざみ野駅〜長津田駅の歩行経路(23から33まで)

 

このエリアはTheベッドタウンという感じですね。特徴的な街は青葉台駅でそれ以外は閑静な住宅街が広がっています。起伏に関しては藤が丘駅周辺を除けば、勾配は幾分マシになってきたかなという印象です。結構日が傾いてきているうえに、長津田駅以降は栄えている印象がなかったので、暗い人通りの少ない道を歩くのかーと先のことを考えてモチベーションを維持するのがつらい区間でした。

 

※長津田駅〜中央林間駅区間

長津田駅に着いたときはもう疲労でボロボロでした。先を急ぎたい気持ちはありましたが、休憩しないとやっていられないので、駅構内のベンチで30分近く休ませていただきました。十分に休憩した後、出発しました。長津田駅の駅前を抜けて旧大山街道を歩いてきます。ある程度行ったところのY字路で右折します。すると…

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つくし野駅への道中

 

人通りが全くなく、住宅もまばらで不気味な道に差し掛かります。森村学園という学校のわきの道です。夜にこの道を歩くのは正直怖かったです。長津田駅を出て人通りが少なることは予想できていましたが想定以上でした。街灯と時々来る車に照らされるおかげで何とか安心することができます。これからもこんな道が続くのかと思うと辛いなあと思いながら歩いてきました。やがて…

 

つくし野駅

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つくし野駅

 

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つくし野駅の駅舎

 

真っ暗な中、つくし野駅に着きました。シンプルな駅舎で、駅前の広場も繁華街はなく落ち着いた街並みでした。というか暗かったので、人も少なく寂しい駅前だと感じました。長津田駅で休憩していたので、長居せずそのまま次の駅へ向かいます。

暗い一本道を進んでいると…

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すずかけ台駅への道中1(薔薇亭)

 

道中に風情のある門構えのお店が突如現れます。薔薇亭というお店のようです。食べログとかで見るとハンバーガーを提供しているカフェのようです。写真を見て食べてみたくなりました。この時は余裕がなかったので、立ち寄らず先へ向かいました。途中の交差点では左折し、やなぎ通りを進みます。

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満月1

 

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満月2

 

歩いていると満月が非常にくっきりと見えてました。思わず写真を撮ってみましたが、全くうまく撮れず、感動を共有できないのが残念です。やなぎ通りを直進すると、厚木街道と合流します。

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厚木街道合流地点の歩道橋からの写真

 

そのまま厚木街道を歩いてきます。この辺りは写真のブレが酷いですね笑

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東京工業大学の看板

 

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東京工業大学の建物

 

歩いていると東京工業大学のすずかけ台キャンパスが近くにあるとの案内がありました。さらに歩くと遠くにそれらしき建物が見えてきます。写真はブレブレで全くわかりません。厚木街道は人は全くいませんが、車通りは非常に多かったです。やがて田園都市線のホームが見えてきますので、そちらに向かうため坂を下っていきます。

 

すずかけ台駅

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すずかけ台駅停車中の電車

 

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すずかけ台駅ホーム

 

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すずかけ台駅

 

坂を下りきるとすずかけ台駅に到着しました。駅近くにはマンションがあるものの、飲食店などもあまりなく、ほとんど人がいない寂しい駅前でした。この駅は開業前、別の名前を付けるつもりだったようですが、当地にキャンパスを建てる予定だった東京工業大学が学問と縁の深い植物のスズカケノキからすずかけという文字を取り、すずかけの名前を用いて欲しいと東急に打診したことで、すずかけ台という名前が付けられたとのことです。ここでも休まずに次の駅へ向かうため、坂道を上っていきます。

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東京工業大学の建物

 

坂道で東京工業大学の建物の撮影にリベンジしてみましたが、やはりボケボケ。かろうじて大学名が読み取れる程度でした。

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東京工業大学すずかけ台キャンパスの入り口

 

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東京工業大学すすかけ台キャンパスへ通じる道

 

東工大への入り口は光で照らされていてまるで導かれるようでした。夜遅くまで学生は研究を行っているのでしょうかね。そんな東京工業大学にお別れを告げて、線路沿いを進んでいきます。東京環状にぶつかると地下道が現れるので地下道を通り、南町田駅に向かいます。

 

南町田駅

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南町田駅

 

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南町田駅前

 

地下道から出ると改装工事中の南町田駅が現れます。来訪したときは南町田クランベリーパークが開業準備中でしたので、色々と工事中のお姿でした。驚いたのがこの駅、いつの間にか南町田クランベリーパーク駅と改名したそうですね。うーん、私は南町田駅のままで良かったような気がしますが…。未完成の駅、駅前しか見ていないので、また機会を見つけて訪れてみたいと思います。この時はパチンコ屋の前のブロック塀に腰掛け少し休憩し、先に進みました。 夜の鶴間公園のわき道を歩いていきます。

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境川にかかる橋からの景色

 

歩いていると境川にぶつかりますので橋まで移動し、渡ります。全く土地勘のない静かな住宅街を夜に歩くのは苦手です。時間も遅く早く帰りたい欲が強かったので近道だと思い、北大和小学校の近くの道を通りました。その道は左手には住宅があるものの右手は雑木林で人通りがほとんどなくかなり暗い道でした。夜道でなければ大したことはないのですが、夜は恐怖感がありましたね。その道を抜け八王子街道を進んでいくと線路沿いに出ました。やがて…

 

つきみ野駅

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つきみ野駅

 

つきみ野駅に着きました。駅前にはマンションがありましたが、商業施設はほとんど見当たらない駅でした。まあ少し歩いたところにある八王子街道沿いには割と飲食店があるから困らないかもしれませんね。つきみ野駅は田園都市線内で一番利用客が少ない駅だそうで、この旅の時も駅前には人がほとんどおらず、ぽつーんと一人で休憩していました。起伏に散々苦しめられてきた田園都市線でしたがいよいよ最後の駅です。ラストウォークなので気合を入れて先に進みました。

線路沿いを歩いていると長い下りの後に長い上り道が続いていました。もう見慣れたものです。歩いていると徐々に人が増えてきて、ゴールが近いことを悟ります。そして…

 

中央林間駅

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中央林間駅

 

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中央林間駅 田園都市線改札

 

中央林間駅に辿り着きました。ゴールです。東急田園都市線を制覇しました。中央林間駅は小田急江ノ島線と接続する駅で湘南地域に向かうことができます。駅名の由来としては小田急が進めた相模原市と大和市にまたがる地域の開発計画「林間都市計画」に基づき、その都市計画区域の中央にあったことからつけられた名前だそうです。駅前は田園都市線にありがちなベッドタウンですが駅ビルもあれば東急ストアもあるので、各駅停車駅よりは賑わいがある感じを受けました。ここでゴールのお祝いとして駅ビル内にあるフードコートの銀だこでたこ焼きを食べた後、自宅へ向かって電車に乗って帰りました。

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長津田駅〜中央林間駅の歩行経路(33から赤丸まで)

 

この区間は訪れた時間帯が悪かったのもあると思いますが、非常に閑静な街並みだったと思います。住宅街が広がっていて、商業施設は少ないので、わざわざこの区間の駅に足を運んでくるということは少ないんじゃないかなと感じました。ただ歩いてみると、騒がしさとは無縁な感じのする地域なので落ち着くことができ良いところだと思います。今ではクランベリーパークが開業したのでこの地域に注目が集まり、多くの人が良さに気が付いてくれることを期待します。

 

以上、東急田園都市線編の詳細でした。

 

【総括】

東急田園都市線は初めは都内の大きな通り沿いを歩くので非常に騒がしい感じがありましたが、最終的には閑静な住宅街を歩いていくという、全く異なる景色を楽しむことができる路線です。その道中には東急グループが力を入れてきた・現在進行形で入れている二子玉川駅やたまプラーザ駅等、発展目覚ましい駅を見るのも楽しめる要素の一つです。そして何といってもアップダウンの多さ。溝の口駅から最後までずっと上り下りし続けたので非常に体力を使いました。今回は一日で歩き切りましたが、Case4の総武線まで考えてもおそらく一番達成感のあった路線かなと思います(同率1位でCase1山手線一周編)。初めて歩く人には少しハードルが高いかもしれませんが、興味のあるもの好きな方には歩いていただきたいと思います。立派な駅・駅前を見るのが好きな私にとっては東急東横線よりも楽しむことができました。おすすめです。

 

以上が鉄道沿線歩き第0弾第2部の”東急田園都市線編”でした。拙い上に長文になってしまい申し訳ありませんでしたが、ご覧いただきありがとうございました。書いた内容が間違っているとかあればコメントでご指摘いただければと思います。

次回記事は↓です。

東急線まとめ記事は↓です。